バーナーワークの専門店  よくあるQ&A

読んで納得・よくある質問集

家庭で出来るガラス工芸のリストを作りましたごらんくださいクリック!
下記順番でこのページの下の方にだらだらと記しております。
お読みいただいても、わからないことや、購入の際に悩んでいる方は
お気軽にTelで075−921−7912か、難しい質問はオーナーの川上090−2193−2548
までお気軽にお問い合わせください。 みなさんに安心してお買い求めいただきたいと思います。

 1.バーナーの正しい選び方
 2.13AからLPGに交換(反対も可)
 3.バーナーの正しい使い方
 4.バーナーを複数設置される方へ
 5.安い引っかき棒(たこ焼き)とタングステンとの違い
 6.離形剤と鉄芯、ステンレス芯
 7.芯のつぶしタイプの特徴
 8.カーボンの特徴、カーボンのコテの穴は?
 9.保護めがねとディディミウム眼鏡の必要性
10.ガラスの種類
11.短くなったガラスはどうすればいい
12.ダスター、アベンチュリ(ストーン)、銀化パウダー、雲母の使い方
13.バーナーワーク作家を目指す方へ
14.予熱台、ガラス棒予熱台
15.ホームページに載っていない工具が欲しい方へ
16.鉄心、ピンセット、引っかき棒にガラスがくっついて取れません。

17.ガス用継手・ガスタッチの使い方(複数のバーナーをお持ちの場合にも)
18.ダイクロについてついて  
19.カセットボンベバーナーについて
20. エアバーナーから赤い炎?
21.エアバーナーのメンテナンス
22.オール電化の家なのですが、、。
23. BOROビーズを作るときはステンレス芯ではだめですか?
24.徐冷の方法
25. 電気炉の使用方法
26、ストライキング(striking)、リデューシングReducing ( Iridesent)とは
27, 自宅の部屋での作業は可能ですか?換気扇は必要ですか?
28, フットペダル(フットスイッチ)や酸素バーナーの接続について。
29, ジェネレーターと、酸素ボンベ兼用したいのですがかのうですか?

1.バーナーの正しい選び方

最近は色々なバーナーが出てきましたね。 バーナーの選ぶときのポイントをいくつかあげます。

使用するガラスガラスは、何を使いますか? 佐竹ガラスのような軟らかいクリスタル(鉛)ガラスを使うなら、エアバーナーがお勧めです。 イタリアのモレッティを使いたいなら酸素バーナーをお勧めします。 パイレックスを使いたいなら大き目の酸素バーナーをお勧めします。 一般的に日本ではとんぼ玉やグラスアイには、佐竹+エアバーナー、 パイレックスーなどの硬質ガラスには酸素バーナーが一般的です。
簡易バーナー、大口バーナー、と大口エアバーナーの違い
簡易バーナーは理科の実験で使ったようなバーナーで、火口が1cmほどしかありません。 一方大口バーナーは2cm近くありますので、大き目の作品が作れるでしょう。
これらのバーナーはブンゼン型といってガスに引っ張られてエアが入ってガスが完全燃焼に近くなり燃えます。 近くなりと表現したのは、ガスの種類やエアの状態によってガラスにススが入ることがあります。 ススの入る原因はエア不足です。 ガスに引っ張られてエアが入ってくるだけなので、エアが少し不足しているのです。 
不足したエアをポンプで強制的に送り込むと、ガスは完全燃焼します。 これが大口エアバーナーやKR−3,ユニバーサルバーナーです。


ガスの種類
ガスには色々な種類がありますが、現在家庭で使われているガスはLPG都市ガス13Aの2種類が主になります。 住宅街から少し外れているところで、灰色のボンベが家の表にあるところはLPGです。 LPGにはススの元になるカーボンCがガスの中に多く含まれていますので、エアポンプ無しの簡易バーナーなどでは都市ガス13AよりLPGの方がススが入りやすいようです。 LPGは都市ガス13Aと比べて、カロリー数が少し高いのと、ガスの圧が少し高くなっています。 そのためLPGのバーナーはガスの量が少なくなるように、ガスの出る穴が小さくなっています。
酸素バーナーに関しては、当社の販売しているバーナーはほとんどどちらでも使用できますが、勢いの強い炎を出したい場合は、LPGをおすすめします。
オール電化の家の方は、5−8kg程度のボンベに低圧レギュレーターをつけてもらって、ガス屋にもってきてもらってください。 

高さ
背の高いバーナーは、家庭の通常のテーブルとイスでは作業できません。 ですので、出来る限り背の低いバーナーを選ばれることをお勧めします。

*以下はエアバーナーの選び方になります
構造、耐久性
空気を送るシステム(ポンプ)は電気製品です、電気製品には寿命があります。 バーナー自体は半永久的に使えます。 そこで、バーナーとポンプは一体型のものを選ばずに、セパレートタイプをお勧めします。 また、寿命のあるポンプは安価なものを利用できるバーナーがいいでしょう。 修理するとなると往復の送料や部品代、工賃など、結構費用がかかりますし、日数もかかります。
また、カセットコンロタイプのバーナーが出ているようですが、30分以上使われる方にはあまりお勧めできません。 もうちょっと、という時にガスが切れることもありますしね。 また、カセットコンロは長時間使うとガスの温度が下がり、ガスの圧が落ち、炎が安定しません。
使いやすさ
作業中に、エアの調整をして炎の感じを調整することがあります。 エアの微調整の出来ないガスコックタイプが多いようです。 大口エアバーナーのガスコックは全開で使うことがほとんどですので、作業中はほとんど触ることはないでしょう、反対にエアコックは頻繁に調整したり、微調整するのでダイアル式(水道の蛇口のような感じ)のほうがいいでしょう。
値段
品質の良いセパレート型でも、値段が高いとなかなか購入できません。 今までは、中圧のポンプを使用していたため、ポンプの価格が3万から4万円ほどし、バーナーとセットで7万円ぐらいが相場でした。 ですが、安い低圧のポンプを使えるので、当社のバーナーはセットで4.3万円になりました。
*当社の専用ポンプ(6000円)は他社のバーナーには使えません。 他社のバーナーを使うにはオリジナルの中圧ポンプ16,000円か、小の36,000円のポンプをご使用ください。

*酸素バーナーの選び方
まず、作りたいものや大きさをイメージします。
小型バーナー   ビーズやとんぼ玉、小さめの細工など
中型バーナー   大きめのビーズ、パーツ、小さなブロー、ペンダントトップ、オブジェ
大型バーナー   マーブル、ブロー、大き目のペンダントトップ、大きなパーツ、
特大バーナー   特大ブロー、特大パーツ
安価なバーナーで、いろんなものをそれなりに作りたい方は、おすすめはバラクーダです。

2.13AからLPGに交換(反対も可)

お引越しなどで、ガスの種類が変わってしまうことがありますが、当社のバーナーなら安心です。 何回でもLPG〜都市ガス13Aに交換いたします。 (ロペット、KGKと書かれているバーナーでしたら当社以外でも可能ですが、下記料金に+1,000円必要です)

交換の方法
バーナーと一緒に下記金額を封筒に入れて、どらのガスからどちらのガスへ交換するかを明記の上、下記住所までお送りください。
拡散炎バーナー(交換代金1,000円、お返しする際の送料手数料1,000円)
集中炎バーナー(交換代金2,000円、お返しする際の送料手数料1,000円)

〒617−0002
京都府向日市寺戸町八反田7−32
Glass Studio Ark
TEL 075−921−7912


3.バーナーの正しい使い方

1.ご使用のガスの種類と、バーナーの種類を確かめてください。 バーナー用にプロパンボンベを用意された方は低圧レギュレーター(プロパンボンベの高い圧力を下げる装置です)がついている状態でご使用ください。
2.ガスホースを本体のガス用コックにしっかり差し込んで、ゴム管とめでとめてください。
3.エアバーナーの場合、エア用ホースを取り付けてください。
4.ガスホース、エアホースをアルミ箔などで覆い、万が一熱いガラスがホースの上に落ちてもホースが溶けないようにしてください。
5、バーナーと天井は1.5mほど空けてください。
6、バーナーは空気中の酸素を消費して燃焼します、必ず2箇所窓やドアを開けて作業をしてください。

使用方法
1.ガスコック、エアコックを完全に閉め、ダンパーをずらし半開にし、エアポンプの電源を入れてください。
2.エアポンプの強さを調整できる場合は HI(強) にしてください。
3.ライター、マッチの火をつけて火口に持って行ってからガスのコックを全開にしてください。
4.次にエアコック(ダイヤル式)をゆっくりと開けていくと、炎が赤色、青色、薄い紫色になり、ベストな炎になります。 少しボボボと音がするくらいで良いでしょう。
5.ダイヤル(エアコック)を全開(2周で全開)にしても、ガラスにススが入るようでしたら、ダンパーをゆっくり少しずつ開けてエアを少し多くします。
*ススが入る場合ー 2種類の対策があります。
   1、ダンパーを開けるか、エアのダイアルを回し、空気を多くします。
   2、もしくは、ガスの少し減らします。
   *この際炎が消える場合は、エアが多すぎるか、ガスが少なすぎるかが原因です。
6.火を消すときは、ガスのコックを先に閉めてから数分後エアのコックを閉め、ポンプの電源を切ります。(エアポンプの寿命を長くするためには、長時間エアのコックを閉めたままで電源を入れないようにします)
7.長時間ご使用にならないときはガスの元栓を閉めてください。


ご使用上の注意
1.ご使用の部屋にはガス感知器を設置し、換気をしっかりとしてください。
2.使用前に、バーナーに異常がないか点検してください。
3.バーナーの周りには燃えやすいものは置かないでください。
4.バーナーの近くに濡れタオルと水を用意してご使用ください。
5.火口(メッケル部)にガラスが落ちたときは落ち着いて、先細のペンチやピンセットなどで取り除いてください。
6.ご使用中に炎が消えたときはすぐにガスのコックを閉めてください。
7.半年に一度ホースの割れ、穴などがないか点検をし、3年ごとにホースを新しいものと交換してください。 古いガスホースはご使用にならないでください。
8.バーナーは絶対に改造しないでください。
9.ご使用中、後は本体が熱くなっていますので、やけどには十分注意してください。


その他
どんなに良いバーナーでも、エアの調整が出来ないと、ススが入ります。 ススが入るような時は、ダンパーからの自然吸気の量とポンプからのエアの量を増やしてやるとススが消えます。 しかし、エアを増やしすぎると炎が激しく暴れたり、時には消えてしまったりします。


4.バーナーを複数設置される方へ

エアホースを2つに分ける樹脂製の3又や、5台のバーナーにエアを送る鉄製の6つ又なども台数に応じて格安で製作しております。 ご希望の台数や形などをFAXいただけましたら、こちらから折り返しお見積もりを差し上げます。
ガス分配したいときは、専門業者に頼むのが良いのですが、費用を抑えたい方はこんな方法もあります。 但し、事故が起きても当社は責任を負いませんので、自己責任においてご使用ください。


5.安い引っかき棒(たこ焼き)とタングステンとの違い

ホームセンターなどで売っている目打ちや先の尖ったたこ焼き用のものは普通の鉄が材料です。 鉄は軟らかく、炎の中で使うとすぐに先がへたり、シャープな引っかきが出来ません。 特に酸素バーナーを使う方は一瞬で先が溶けてしまい丸くなってしまうでしょう。 それに、鉄だと、ガラスにくっついてしまうとガラスに黒いカーボンがくっついてしまいます。
タングステンだと鉄よりも数倍硬く、バーナーで赤く焼いても先がなかなかへたりません。 ガラスにくっついても、ガラスに黒いカーボンはほとんど残りません。 また、ある一定以上の温度までタングステンを熱してやると、ガラスが逃げていきますので、この特徴を利用し、ガラスに穴をあけることも出来ます。


6.離形剤と鉄芯、ステンレス芯

まず、鉄芯を選ぶか、ステンレス芯を選ぶかを決めなくてはいけません。
芯を買うときは、芯の両端のバリが取られていて、少しでも丸めてあるもの(角取りをされているもの)をご購入ください。 とんぼ玉を離形剤から抜くときに痛い目に会います。
それと、よく芯からとんぼ玉が外れないと聞きますが、原因は2つあるようです。 1つは鉄芯を赤く焼いてから軽く冷まさずに熱いままでガラスを巻き取って焼きつけを起こしている。 もちろん冷ましすぎると離形剤がもろくなったり、ガラスが離形剤にくっつかなかったりしますので、程ほどに冷ましてください。 2つ目に鉄芯、ステンレス、離形剤の組み合わせが悪いことや、ステンレスでも質の悪いものを使っていることがあるようです。 組み合わせは下記文章を参考にしてください。

鉄芯の特徴
安い、とんぼ玉をはずす時によく曲がってしまう、熱の伝導率が高いので持っている手が熱くなる(5mmぐらいになると結構熱いです)、3回ぐらい使うとカーボンが鉄芯につき紙ヤスリなどで掃除してやらなくてはならない。

ステンレス棒の特徴
少し高い、曲がりにくい、熱伝導が低く手があまり熱くない、熱くないのでとんぼ玉に近いところを持つことが出来る。 カーボンがつかないのでヤスリなどで掃除する必要がない。 但し、ステンレスもグレードが色々ありますので、上記の特徴はあくまでも当社のステンレス棒の話です。

上記をみて、鉄の棒を選ばれた方は白の離形剤、ステンレスを選ばれた方は茶色か黒の離形剤をご利用ください。

白の離形剤の特徴
あまり慣れていない方は市販されている粉状の白の離形剤は買わないことをお勧めします。 水で薄める際の濃さの調整がなかなか判らないので、最初はちょうど良い濃さに調合された液体状のものをお勧めします。 当社のものは液体状です。
さて、特徴ですが、時間をかけて乾かさなくてはならない、バーナーで乾かすなら炎の上の方で2分ぐらいかけてゆっくりと乾かさないと割れてしまいます。 そして、作業中に少し力を入れると離形剤が割れてしまうことがあります。 割れにくくするには黒の離形剤のSuldge+を10%ほど混ぜると良いと思います。
とりあえず、リケイ剤に悩まれている方は、当社のFUSION+をお買い求め下ください。
買った方は、今まで悩んでいたり、失敗していたのは何だったんだろう、、と思うぐらい使いやすいです。

茶色の離形剤の特徴
ステンレスに離形剤をつけてから炎ですぐに乾かすことが出来ます。 色々な価格帯がありますが、高いものを使うほど作業中取れにくく、作業後取れやすいようです。 ドライリリースはとんぼ玉をはすすとき少し大変ですので、最低fusionを使いたいものです。 特に、女性で力のない方や、酸素バーナーを使う方は高温にも耐えるSuldge+(スラッジプラス)をお勧めします。 こちらは白の離形剤に10%ほど混ぜて白の離形剤を割れにくくすることも出来ます。


7.芯のつぶしタイプの特徴

芯の先から8cmぐらいのところに出っ張りが2ヶ所あります。 これは前から見て0度と180度の所に出っ張りがありますので、例えばとんぼ玉に均等に点打ちをしたいときや、真表と真裏に2つ大きな模様を描きたいとき、また上下のあるパーツを作るときの竿代わりにも使えます。 また、出っ張りで熱が少し逃げるので、少し熱さが軽減され、より先のほう(とんぼ玉に近いところ)を持つことが出来ます。 先を持ったほうが、ぶれるのがましになります。


8.カーボンの特徴、カーボンのコテの穴は?

電気を通す。 鉛筆の芯のようなものなので好みの形に彫刻刀やナイフなどで削ることが出来る。 熱くなってもガラスにくっつかない(鉄やステンレスだと熱くなるとくっつきます)ので、火の中で作業をすることが出来る。 こんな特徴があります。
鉄のコテで玉に触ると玉の温度がかなり落ちますが、カーボンのコテを軽く温めて使ったり、火の中で使うと玉を冷ますのを最小限に押さえることが出来ます。
また、当社のパーツ予熱台の上にカーボンの板やシートを載せておくと、バーナーでパーツ予熱台を熱くしすぎてパーツが板にくっついた、てなことも防げます。
カーボンのコテに穴のあるタイプがありますが、これはアメリカではマーブルといってビー玉みたいなものの形を整えるのに使われています。 ビー玉と言ってもとんぼ玉並に凝って、2時間くらいかけて作る人もいます。 また、日本では彫刻刀などで削って、好みの形にしたりし、とんぼ玉の形を整えるのにも使われています。 ちょうど、日本の昔の職人さんが固い木に玉の形を彫って形を整えるのに使われていましたね、あれの代わりです。


9.保護めがねとディディミウム眼鏡の必要性

眼に、ガラスのかけらが入ることを防ぐこと以外にも必要な理由があります。
悪い←《裸眼、普通のめがね、サングラス、偏光めがね、ディディミウム、PH202、AV/AGW、BORO》→良い
これが眼に悪い順です(裸眼は最悪でBOROが最良)。
ガラスと炎からは目に見える悪い光以外にも、目に見えない赤外線、紫外線、その他色々な悪いものが出ています。
これらの光は、将来眼の病気(白内障など)になる可能性を高めます。 最低、偏光めがね、少し予算に余裕があるならディディミウム眼鏡をかけることをお勧めします。 当社は他より少し安く1万円で販売しております。 また、めがねをかけている方にはめがねの上から2重にかけることの出来るラージタイプ 1.6万円、ラージタイプの重さが気になる方にはフリップアップタイプがおすすめです。
ディディミウム、PH、AV、AGW、BOROはガラスを溶かしたときに出る有害な赤い炎がほとんど見えなくなり、目にやさしく、また火の中のガラスの状態もよくわかります。
モレッティを使用される方には、PH202以上がお勧めです。
酸素バーナーでパイレックスを使用される方には、AV以上がお勧めです。
PH以上はアメリカよりのお取り寄せとなりますので、3週間ほどかかる場合があります。


10.ガラスの種類

ガラスは熱くなると膨張し、冷めると小さくなります。 これを膨張率といい、数値が大きいほど膨張が大きくなります。 また、この膨張率が10以上違うガラスを作品の中に混ぜると冷めたときに割れやすくなります。

ガラスには大きく分けて3種類あります。 

クリスタルガラス(鉛ガラス)
通常、日本ではエアバーナーを使ったバーナーワークに使われているガラスです。 膨張率125前後です。 ガラスをコンクリートの床に落とすと、鉄っぽい音がし、風鈴にすると綺麗な音色を奏でます。  他のガラスに比べると熱持ちが良く、炎から出してから加工できる時間が長くなります。 反面、膨張率が高い分、ガラスを急に炎の熱いところに持っていくとパンとはじけ割れることがありますので、ゆっくり温度を上げ、作品が出来たらゆっくり冷ますのが基本です。 欠点は、不透明の鮮やかな、赤、黄色が鉛ガラスにないことです。 佐竹ガラスから、膨張率の近いソーダガラスで赤黄色系のソーダガラスが発売されていますが、使い方によって鉛と反応して黒くなったりすることがあります。 佐竹ガラスのほとんどの色は当社で在庫しております。

ソーダガラス
世の中にあるガラスの80%近くがソーダガラスです。 拡散炎B8エアバーナーでも融けますが時間がかかるので、集中炎や、ユニバーサルバーナー、KR−3などがおすすめです。 さらに早く作業するには酸素バーナーの小さいものを用意した方が良いでしょう。  膨張率はメーカーによってまちまちですが80から105のものが多いようです。 
バーナーワークに良く使われている、モレッティ(エフエトレ)は膨張率104です。 鉛が入っていないので、クリスタルガラスに比べると熱持ちが悪いようですが、馴れれば佐竹よりも作業がしやすいのと、 赤、黄色、茶色、オレンジ、などのはっきりした色もたくさんあり作品幅がひろがります。 当社でモレッティ全色、在庫しております。
吹きガラスに良く使われている色ガラスは、95前後のガラスが多く、色によっては鉛の含まれている色もあります。

パイレックス(ボロシリケート)
試験管などの理化学用品や、オーブンやガスコンロで使えるガラスの器などに使われています。 膨張率は確か32ぐらいだったと思います。 他のガラスに比べてかなり膨張が少なく、それが故試験管やビーカーなどで液体の体積を測るのにも使われています。 かなり、硬いガラスですので、エアバーナーでは全くといって良いほど融けません。 ですので、酸素バーナーが必ず必要になります。
昔は、クリアのガラスだけでしたが、今はガラス100色以上のガラス棒、8色程度の色チューブもあり、さまざまな作品が作れるようになりました。 当社でも100色以上在庫しております。


11.短くなったガラスはどうすればいい

短くなったガラスは、同じ色同士をくっつけることが出来ます。 2本の短くなったガラス棒の先を2本とも同じぐらいの量を融かし、火の中でくっつけます。 すぐに火の外に出して冷ましながら少し引っ張りガラス棒と同じぐらいの太さにします。 このときガラスの凸凹が激しいと、後で作業中に割れることがあります。
邪魔くさいなーと言う方は、当社より発売しております “ガラス棒ホルダー” 2,600円をご使用されると短いままでご使用いただけます。ムリニホルダーなら、掴める太さの幅が広がり、手元でロックできますので、さらに便利です。


12.ダスター、ストーン、銀化パウダーの使い方

ダスター
小さな容器(ガラス製の方が好ましい)もしくは大きなスプーンなどにダスターを入れます。 ダスターをつけやすいように、とんぼ玉は芯棒の先の方に作ります。 とんぼ玉の模様と形が出来上がれば、とんぼ玉の表面を熱くします。 炎から出して、すぐに容器またはスプーンの中に入れ、ダスターをまぶします。
(不要な茶漉しみたいな物にダスターを入れ、振り掛けることも出来ますが、テーブルの上が粉だらけになりますので、不燃性の板などを敷いたほうが良いでしょう。
玉の表面の温度が低いと、ダスターはあまりつきません。
ダスターがついたら、炎の中で炙ってやり、軽くなじませます。 ダスターをつけて、その上から点打ちやパーツなどで模様を描いても面白いかもしれません。 ガラスの種類は問いません。
作業の際はマスクやめがねなどをしておいた方が安心でしょう。

アベンチュリ
キラキラした輝きが散っています。 さまざまなガラスに混ぜることが出来ますが、大量に混ぜると割れることがあります。 鉄板などに細かなアベンチュリをのせます。 小さめのとんぼ玉を熱い状態のままストーンの上を転がします。 その上からクリアのガラスでかぶせてやると底に沈んでいるような感じになります。 また、ストーンのヒゴを作り点打ちなどに使用するのも良いでしょう。
ヒゴの作り方―――佐竹ガラスよりも融点が高いので、鉄芯などを2本使いストーンを炎で炙ります。 温度が上がれば2本の鉄芯で引っ張ります。
ラインで載せたい場合は、平引き棒(ひらたくしてからひっぱっる)を使用します。
膨張率90−125のガラスに使用できます。

銀化パウダー
とんぼ玉にまぶす方法はダスターと同じです。 パウダーが玉についたらしっかり玉になじませ、とんぼ玉の形を整えます。 そして最後にバーナーのエアのコックを絞り少し空気の少ない状態の炎を作り玉を炙ると、銀色っぽい発色をします。
膨張率90−125のガラスに使用できます。

雲母
雲母を鉄板などの上にのせて、熱いとんぼ玉につけます。その上をクリアのガラスでおおってやります。大量に付けるとひび割れをおこすことがあるので、地の玉が見える程度に、少量から段々とお試し下さい。
太目のヒゴを作ってのせたり巻きつけたりするのも良いでしょう。当社の雲母は、バーナーワーク用に熱処理を施した雲母です。
ヒゴの作り方―――ガラス棒の先を熱して雲母をたっぷりつけ、その上をクリアのガラスでおおいます。よく熱してなじませてからゆっくり引っ張ります。  とくによく練る必要はありません。
ガラスの種類は問いません。


13.バーナーワーク作家を目指す方へ

長時間作業されるので、眼を守る為にディディミウム眼鏡をご使用していただいた方が良いでしょう。 ガラスから出る赤い火は白内障の原因と言われています。
作家や職人になるには1年や2年では難しいでしょう。 また、とんぼ玉だけにこだわらず、ガラスのミニチュアやブローなども作れるようになっておいた方が良いでしょう。 他の技術がいろんなところで役に立ちます。 私の知っている一流のとんぼ玉作家さんは、ほとんどミニチュアかブローのどちらかは出来るようです。
また、実際の生活はなかなか厳しいことがほとんどです。 教室や内職的な商品を作りながら生活を維持していかなくてはならないことも多いようですし、休み無しで作ったりとなかなか大変です。 ちょっと覚悟してやったほうがいいと思います。

あと、技術のつけ方ですが、有名な作家さんについて色々教えてもらうのは早く上達して良いかもしれませんが、教えてもらったことしか出来なくなることもあります。 つまり、自分のオリジナルの作品が作れないので、教えてもらった先生の真似事みたいなことしか出来なくなるような気がします。 私の個人的な意見ですが、まずバーナーワークの基礎なるもの(とんぼ玉とミニチュア)を教室や作家さんにしっかり教えてもらい、次に、色々な作家さんが作っている玉を買ってそれに近いものを自分のやり方で作ってみる。 ここが大事だと思います。 やり方を教えてもらって作るのと、どうやったら良いのか自分で考え、何回も何回も失敗しながら最後に自分のやり方で作れるようになる。 これにより自分で形にしていく力がついてくると思います。 そして、自分で玉のデザインをしてそれを形にしていきます。 すると、自分のオリジナルの玉を作ることが出来ると思います。 5年ほどかかるかと思いますが、、。
しかし、5,6年後、作家として活動できたとします。 そのときあなたの玉が作家志望の駆け出しの人に真似をされるかもしれませんが、それは喜ばしいことです。 あなたの玉に憧れて真似されるのですから。 そのときあなたがしなくてはならないことは、それ以上のもの、他のデザインのものを作ることです。
ある程度、自信がついてきたら海外で販売するのも一つのチャレンジでしょう。 アメリカなどでは毎月のようにとんぼ玉のshowが開かれております。 見に行きたい方、出展したい方は川上までご連絡ください。


14.予熱台、ガラス棒予熱台

予熱台はとんぼ玉に入れるパーツなどをある程度の温度まで上げておき、パーツをとんぼ玉の中にスムーズに入れるようにします。 左手でとんぼ玉の芯をお持ちの方は、予熱台はパーナーの右側で炎が少し台に当たるくらいの位置に置きます。 よく、パーツをピンセットでつかんでバーナーで炙るとパーツが割れたと聞きますが、あらかじめ温度を予熱台で上げておくとこう言ったことがなくなります。 それと、パーツがピンセットにくっつくことがあるとよく聞きますが、肉厚のあるピンセットでパーツをつかんだり、ピンセットを水に入れて冷ましてやったり、バーナーで炙る時間を短くしてやると大丈夫です。
パーツ予熱台は鉄で出来ていまので、バーナーの炎に当たりすぎると温度が上がり、パーツが融けて予熱台にくっつくこともあります。 この場合は予熱台を炎から少し遠ざけてやると解決しますが、カーボンの板やシートを予熱台の上に置くと安心して作業できます。
予熱台に丸い穴のあいたものもありますが、予熱台の鉄板の温度を調整しにくいし、製造の際のコストがかかり高くなりますので必要ないでしょう。 また、バーナーの口に設置するタイプは温度を調整できないのはもちろんですが、大きなパーツや長いパーツ、それに量が置けませんのであまりお勧めできません。

ガラス棒予熱台
特に太目のガラス棒を使うとき、バーナーの炎の中に急に入れてしまうとパン!と割れることがよくあります。 太いガラスほどゆっくり炎の上方から炙らなくてはならないのですが、ついつい面倒くさくなります。 ところが、使う予定のガラス棒をガラス棒予熱台lに置いて、バーナーの上方で予熱しておくと、すぐに炎の中に入れても割れないで、スムーズに作業が出来ます。


15.ホームページに載っていない工具が欲しい方へ

ホームページに載っていない工具で必要なものがあればご連絡ください。 在庫しておりません工具なども海外のものなら20日ほど、国内のものなら10日ほどで入荷いたします。 また、工場がありますので、特注にて制作することも大歓迎です。 見積もり無料ですので、何でもお気軽にご相談ください。 あなたのアイデアが商品化されることもあります。 この際はお礼を差し上げます。


16.鉄芯、ピンセット、引っかき棒にガラスがくっついて取れません。

鉄芯にガラスがついていると折角作ったとんぼ玉が取れなかったりしますし、ピンセットについているとパーツとくっついたりすることもあります。 このような時は鉄芯(ピンセット、引っかき棒)をバーナーで赤くなるまで熱して、冷たい水につけます。
一回で取れなければ数回繰り返します。 取れない場合は、ダイアモンドヤスリで削ることがありますが、完璧とらないとまたガラスがついてしまいます。 芯については、一度ガラスがついたものは使用しない方が良いでしょう。

17.ガス用継手・ガスタッチの使い方(複数のバーナーをお持ちの場合にも)

ガス栓とガスホース、ガスホースとバーナーとを繋ぐ器具が「ガスタッチ」です。
ワンタッチで着脱可能、差し込んだときだけガスが通るようになっていますので、
設置や普段の使用中にも安心です。本体材質は自己消火性樹脂です。

ホースを差し込むだけですので、ガス屋さんに頼まなくても、簡単にご自分で設置できます。
(設置の際は、ガスの元栓を閉じておきましょう)

ホースに付けた部分は、必要に応じて、クリップバンドでとめて下さい。

ガスタッチ、クリップバンド、ガスホース等は
バーナー・ガス器具」のページからお求めいただけます。
どのガスタッチが必要かは、
1.元栓の形    2.バーナーを付け替えするかどうかによって決まります。

<元栓の見分け方>

たけのこタイプ
画像左−元栓にホースを直接差し込めるタイプ
      直径11mm程度

ソケットタイプ
画像右−ホースを直接差し込めないタイプ
最近の家はほとんどソケットタイプになっていると思います。
直径15mm程度
●元栓がたけのこタイプの場合
(バーナーをつなぎっぱなしで良い場合)
元栓にCM、ホースにBをつけ、それぞれ押し込んでつなぎます。
バーナーには直接ガスホースを差し込みます。ここはつなぎっぱなしになります。


(バーナーを付け替えする場合)
元栓にCM、ホースにBをつけ、それぞれ押し込んでつなぎます。
ホースの逆の端にA、バーナーにDMをつけ、それぞれつなぎます。
すべてのバーナーにDMをつけておけば、付け替えが簡単です。



●元栓がソケットタイプの場合 (バーナーをつなぎっぱなしで良い場合)
ガスホース(元栓側)にBをつけ、元栓に差し込みます。
逆側のホースの先は直接バーナーに差し込みます。


(バーナーを付け替えする場合) ガスホース(元栓側)にBをつけ、元栓に差し込みます。
逆側のホースにAをつけ、バーナーにはDMをつけます。すべてのバーナーにDMをつけておくと、付け替えが簡単です。


●その他の器具と付け替えもできます
例えば・・・

バーナーと料理用コンロとで、一つの元栓を共有する場合
それぞれのホースの先にBをつけておけば、ワンタッチで交換できます。

18 Q、 ダイクロガラスを購入したのですが、いまいち使い方が分かりません。どうしても白くなってしまいます

   ダイクロは温度に弱いのと、柔らかく溶けすぎると縮んで白くなります。
   そのためまずは、ダイクロの面には炎を当てないでください。
   次に、玉を整形する時普通のとんぼ玉を作る時のように全体を赤くして丸くしたりしないで、かなり
   低温でコテなどでおして整形してください。



19 Q カセットバーナーですが、作業中にガスの出が悪くなります。 はじめのころは、ずっと、つけっぱなし
  でしてても、全然火力が弱くなること はなかったのですが、めづまりしてるのでしょうか。
   それと、ガスボンベが、ものすごく結露するのが気になるのですが、、、。

  カセットバーナーの問題でなく、ガスボンベの問題です。
  純正のボンベでも同じように、液ガスの量が減ると圧は下がります。ガスボンベ自体の圧の下がっている
  のが原因です。 ボンベのガスの量が1/3から1/4になれば、新品のボンベに交換してください。
  (残りのガスは、普通のコンロでお鍋にでも使用してはいかがでしょうか?)
  また、結露については液ガスが気体にかわるとき、熱が奪われるので、ボンベが冷たくなり
  そのため水がつきます。 夏冷たいコップに水滴がつくのと同じことですのでまったく問題ありません。

   20 Q 最近バーナーの炎が赤いのですが、修理した方が良いでしょうか?

まず、バーナーはガラスなどを落としても、すぐにピンセットで拾っていただければ、何度落としても問題
   ないようなつくりになってます。  赤い炎ですが、ススさえ入らなければ、炎の色は緑でも、青でも、赤
   でも問題ありません。 赤組みえるのは、主に3つの要素が考えられます。 1つは光の具合、電気器具、
   太陽光の差し具合、 作業する時間帯、位置、明るさで変わります。 2つ目は、目に見えない塵(作業
   中に机を叩けば真っ赤な炎に一瞬なります)。 3つ目は空気中の湿気  これらの3つが混じり赤く見える
   ことがありますが、ススが入らないように調整さえできれば問題ないです。
21 Q エアバーナーのメンテナンスは必要ですか?
   
   基本的にメンテナンスというよりは、詰まったホコリやガラスを取り除く程度です。
   集中炎の場合、バーナーの一番上の網の裏側の中心辺りによくホコリがたまります。
   一番上の部品をネジってはずして、ホコリや小さなガラスのつまりなどを取ってください
   拡散炎の場合バーナーの網の部分にはほこりはたまりにくいですが、底の部品の中にホコリが
   たまることがあります。 作業していて炎の偏りが激しく作業がやりにくくなると、バーナーの底の小さな
   穴の中に塵が詰まっていることがあります。  この場合ご自身でされるとガス漏れの可能性が
   ありますので、[バーナーのメンテナンス希望」とかいて、掃除代1000円と返送料金1000円の
   合計2,000円をいれてお送りください。

22 Q 家がオール電化なのですが、、

    
最近、オール電化の家が多いですね。 でも、問題ありません、2つ解決方法があります。
    1、当社で取り扱っているB14 (TB−2)をでしたら、おなべに使う小さなガスボンベで作業できますので、
      ガスのない家でも問題ありません。  但し、全開で使用すると1本で45分前後の連続作業時間となります。
    2、 5kg−8kg程度のプロパンLPGガスボンベを近所のガス屋に頼み、低圧レギュレーターをつけて持って
      もらいます。 (家まで配達してくれます)。 ガス屋さんにバーナーを使うというとびっくりされるので、お鍋の
      コンロを卓上で使いますと言うと、勝手に低圧レギュレーターを付けてくれます。 レギュレーターは8000円
      程度で、ガスボンベは5kgのレンタルで2-3000円程度だと思います。 消防法では、5kg程度の小さな
      ガスボンベ1本は家に持ち込んでも大丈夫です。 心配な方は、ベランダにおいてもいいでしょう。
      おなべのガスボンベと同じようなもので、量が違うだけなので、そんなに怖がることもないと思います。

23 Q BOROビーズを作るときはステンレス芯ではだめですか?
   
   鉄はまずXです。 ステンレスだと4mm程度だと玉の形やサイズによっては、、5mmだとおおよそ出来ると思います。
   それでは、2−3mmはというと、ステンレスではさすがに芯が溶けて曲がってしまうことが良くあります。
   そのため、BOROビーズ用に、タングステンロッドを用意しております。 サイズは2mmのみの扱いですが、
   リケイ材の厚みで穴の大きさをある程度調節します。  ただ手でそのまま回すほど長さがないのと、熱いので
   高級チャックハンドルなどの取っ手の細いハンドルでつかんで使用します。 BOROの玉は以外と割れやすい
   ので、電気炉での徐冷をお勧めします。 リケイ材はFUSION+でおおよそいけますが、強いものが必要なら
   Sludege+をお勧めします。

24 Q 徐冷方法は?

   佐竹ガラスの鉛ガラスのとんぼ玉は、ほとんどの方がつぶつぶ徐冷材を使用されています。
   ただし、大きくなってきたり、ソーダガラスと鉛を混ぜたり、ソーダガラスで作ると割れる可能性が
   増えてきます。 せっかくの作品を割れないようにするには、電気炉を使用すると安心です。

25 Q電気炉の用途は

   1、徐冷に使います ー 電気炉を佐竹ですと400度、モレッティーだと480度、パイレックスは580度
     を目安に電気炉をセットします。 そして出来た作品を次々に電気炉の中に入れていきます。 入れる
     タイミングは、灰や粒粒徐冷材に入れるタイミングと同じで、ガラスが完全に固まってからです。
     そして、最後の作品を作ってから20−30分キープして、そのまま電源OFFにします。 このとき
     電気炉は絶対に開けないように。 扉の隙間が大きい場合は、ブランケットなどで埋めると効果的です。
     玉を徐冷する場合、鉄芯(ステンレス芯)は、扉から出して玉だけを電気炉の中に入れます。
     また、玉だけでなく、パーツなどを予熱しておくと、綺麗にカットできるメリットもあります。
   2、余熱に使います − たとえば桜のパーツなど、花びらと花芯を別々に作りますが、それらを電気炉で
     余熱すると、電気炉から出してすぐに炎の中に入れても割れませんので、短時間で安全に作業できます。
     電気炉からパーツをピックアップするときは、ピンセットやムリニホルダーもしっかり熱くしてからパーツを
     触るようにしてください。上記、1,2、の用途だと、本体の前に扉開く、テーブルキルンなどが便利です。
   3、フュージングをしますーフュージングもしたい場合は、900度程度まで使える電気炉を買えば可能です。
     フュージング、キャスティングの場合、コアグラスキルン上フタが開くものを購入されると便利です。
     1,2,3すべてをと考えると、かなり高価になってしまいます。 

26、ストライキング(striking)、リデューシングReducing ( Iridesent)とは

パイレックス系ガラスの一部、TAGガラス,Double Helix、モレッティーの一部などでストライキングやリデューシング等と耳にしますが、これらの色は、バーナーで通常通り作っても色が出ないことがあります。
ストライキングと書かれたガラスは、徐冷温度かそれより少し高い温度でキープすると色がどんどん変わるガラスです。 一般的には時間を長くすると色が濃くなります。 ダブルへリックスなどには、徐冷時間でまったく別の色になるものもあります。 電気炉があるとべんりですが、無い場合は炎の先のほうで、長年の勘で色を出すことも可能です。
リデューシングReducing ( Iridesent)と書かれたガラスは、作品を徐冷温度程度まで下げてやり、炎を還元気味にして再度暖めてやると色が変色するガラスです。 一般的には金属っぽい発色になります。 還元の具合はガラスにより変わります。
ガラスによっては、上記2種類を混ぜて色を出すガラスもあります。

27, 自宅の部屋での作業は可能ですか?換気扇は必要ですか?
はい、ほとんどの場合可能です。 作業するテーブルの上が1.5m以上あって、周りに燃えるもの(カーテンなど)が無いかどうか確かめてください。 またテーブルの上には耐火ボード、テーブルの周りにもガラスが落ちることがありますので、耐火クロスなどの耐火材を敷くと安心です。 万が一のときの為に、バケツなどに水を用意してください。
換気扇ですが、エアバーナーの場合は無い方が多いですが、私は簡易なものでも用意されことをお勧めします。 無理な場合は、最低2箇所(窓2箇所か窓とドアなど)は開けて作業してください。 酸素バーナーでフューミング(金や、銀などを蒸発させて色をつける)をする方は必ず換気扇を付けてください。 換気扇はバーナーから近い方が良いのですが、プラスチックの羽だと溶ける可能性があるので、(金属の羽)業務用換気扇をお勧めします。 ダクトをつけるなら必ず業務用(金属羽根)換気扇にしてください。  業務用換気扇はほとんどの場合窓枠に、木枠をつけて設置することが可能です。 こうすることにより、使うときだけ窓を開けて、使わないときは窓を閉めることがかのうです。


28, フットペダル(フットスイッチ)や酸素バーナーの接続についておしえてください。

当社で酸素バーナーを買われた方、フットスイッチを買われた方は、購入の際に接続など詳しく打ち合わせしますので、問題ありません。
しかし、購入後フットペダルを追加したい方、他社で酸素バーナーを買われた方は、色々お困りのようですね。 他社で買われたバーナーでも部品代実費+手数料1,000円〜でバーナーをお送りいただきフットペダルと取り付けしてお送りさせていただくことも可能です。 特にCCバーナーなどは、ホースがつなげれなくて困っている方が多いようです。 フットペダルとバーナーの接続は下記画像参照ください




29, ジェネレーターと、酸素ボンベ兼用したいのですが可能ですか?
はい、可能です。 色々な方法がありますので、下記ご参照ください。 中型や大型バーナーを使用している方は3方フットペダルを購入していただくと可能です。 作業の7−8割は小さな炎ですし、大きな炎を使うときだけ酸素ボンベというのは理にかなっています。
酸素バーナーの一般的な接続

酸素はジェネレーターか、酸素ボンベ+酸素レギュレーター
ガスは家庭に配管しているガスを使用するか、
ガスが通ってない場合は8kg程度のLPGボンベ
+ガス低圧レギュレーターで使用が可能です。

*ボンベの中は高圧ですので、レギュレーターで
 圧を下げます。 GTTのトリプルミックスのバーナー
 は、調整式のガスレギュレーターを使用します。

内炎酸素をジェネレーター、外炎を酸素ボンベ

内炎、外炎の酸素の入り口が分かれている場合、
内炎のみを酸素ジェネレーター
外炎のみを酸素ボンベ
にすると、作業のほとんどは内炎が中心なので、
酸素代が節約できます
内炎+外炎少しの中火はジェェネレーター、
大きな炎を使うときは酸素ボンベ

内炎と外炎の入り口が分かれてい無い場合は、
通常のフットペダル無しで、3方フットペダルのみで
使用可能です。
1分間に8リッターや10リッターのジェネレータですと、
内炎+外炎も少し使えるほどの酸素の量があります。
その場合、3方フットを使い、小から中火はジェネレーター
のみ、中から大火は酸素ボンベにすると、酸素代は
大幅に節約できます。





TOPページへ戻る

サイトマップ


(c)A3International